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米追加経済対策への期待

ドル円は日経平均株価の上げ幅拡大を受けても早朝の高値105.07円も超えられず、仲値決定後は実需売りや、海外勢の日経先物の利益確定売りによる上げ幅縮小などもあり、104.92円までじり安となった。
バイデン政権が追加経済対策を財政調整法を活用して共和党抜きに、民主党単独での単純過半数で可決できるとしてこれを進めており、市場の期待感は強い。海外勢が利食い後に再度日経平均株価を買ったことで上げ幅を拡大し、それに連れてドル円も105円台に乗せた。

本日は欧米市場で1月PMI改定値が軒並み発表される。また週末発表される米1月雇用統計の前哨戦のADP民間雇用統計に注目。
市場は105円ストライクの大き目なドルコールオプションを明日・明後日にNYカットで迎えるので留意したい。
特段の材料がない限り105円付近に収斂されよう。ドル円は104円台への下押しがあれば打診買いしたい。

テクニカル的に下値の目途は昨日安値104.83円とし、上値は昨日高値105.17円や11月12日高値105.48円を意識し、株価・米長期金利を睨む展開


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