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ドル円急落

朝方アメリカ食品医薬局(FDA)と米国疾病予防管理センター(CDC)がジョンソン&ジョンソン(J&J)製新型コロナワクチンを一時使用禁止するとの発表を受けて、ドル円は一時109.13円まで下落した。

結局新型コロナワクチン開発が進みワクチン接種普及するなか、市場はワクチン普及による経済回復への期待感が先行して、おまけにパウエルFRB議長もCBSTV番組で「労働市場が完全に回復しない限り年内利上げはない」と強調しましたからね。
このワクチン騒動と景気回復へのシーソーゲームで米長期金利が上下に振れる状況が続きそうですね。
ただ昨日発表された3月CPIは前月比+2.6%(予想+2.5%)、コアCPIが前月比+0.3%(予想(+0.2%)と予想を若干上回ったものの、市場が予想していたほどではないと・・・さらに30年国債入札の好調を受けて、米長期金利は低下し1.61%台で引けた。

ところで日本のワクチン接種率はOECD加盟国37ヵ国のうち下から2番目なのに、日経買ってくれるんですね。

本日は東京時間15日午前1時からワシントンのエコノミッククラブのオンラインイベントにパウエルFRB議長が参加するので発言に注視。
ドル円は上値が重く、戻り売りスタンス。

テクニカル的にドル円の下値の目途は3月25日安値108.73円を割り込むと3月24日安値108.45円とし、上値は4日9日安値109.21円を超えると4月7日安値109.58円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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