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パウエル議長利上げ前に量的緩和を縮小

市場の注目は日本時間15日早朝1時からのパウエル議長がワシントンエコノミッククラブでのオンラインイベントでの講演で改めて大規模緩和は維持と発言するも、利上げのコミット前に量的緩和の縮小するが2022年末までの利上げは極めて可能性が低い。
またFOMCに於いてメンバーの多くが2024年まで利上げはないとの見方。パウエル議長は新型コロナの新たな感染拡大は主要なリスクと述べている。

過去に突然バーナンキFRB議長が金利のスティープニングを示唆したあと半年後に動いた2013年は債券ディーラーは長期債売りに走り手前は買いと・・・・銀行の収益構造を上げた実績があります。
また2014年には満期の証券の再投資をしながらその後緩和を縮小していた。
兎に角現在のFRBのB/Sは肥大化しており、証券売却をしながらB/Sを縮小するでしょう。

クラリダ副議長は失業率が低下しただけでは利上げはしないと発言。

さてドル円は109円のオプションドルコールのPINが明日も大きめにあり、完全に109円のPIN期日前のガンマPLAYを米金利を観ながら行われてますね。
本日はゴトー日とあっても仲値の不足は通常通り。。。ここ10年ゴトー日は以前のように東京銀行(現在の三菱UFJ銀行)が仲値決めていたことが仲値決めは邦銀・外銀のそれぞれの需給で決められることになってからは大きくぶれることはなくなった。需給が平坦化している。

本日は米小売売上高の発表がNYK市場で・・・・(予想:前月比5.9%/自動車を除く前月比5.0%)
以下の指標にも注視
*4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:42.0)
*4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:19.5)

テクニカル的にドル円の下値の目途は昨日安値108.75円とし、上値の目途は4月9日高値109.21円を超えると4月7日高値109.58円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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