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今週の視点

週末は堅調な米2月雇用統計を受けて米株・米長期金利上昇とドル全面高のなか、今週も引き続き米長期金利と株の動向に注視。

今週の焦点は米長期金利に影響する米重要経済指標の結果で、米1月消費者物価指数(10日22:30発表)、米新規失業保険申請件数(11日22:30発表)、米2月ミシガン大学消費者態度指数・速報値(12日24:00発表)が予定されている。
また、11日はECB定例理事会が開催予定。ラガルド総裁の記者会見で欧州債券金利について金利上昇が正当化される発言となるか否かに注目。
米FRBのメンバーは米景気回復には慎重であるものの、長期金利の上昇に対してはパウエル議長は言及もなくある程度の金利上昇は容認の姿勢も留意したい。また週末12日は本邦年度末最後のメジャーSQで株価の調整に要注意。

テクニカル的にドル円チャートの上昇余地があるものの、下値の目途は5日安値の107.82円か。107.50円を抜けると下値の目途は心理的な節目の107円か。上値は昨年2月23日高値112.23円や今年安値102.59円のフィボナッチ61.8%戻しの108.55円、それらを完全に超えて維持すると心理的な節目109円が視野に入り、株価と米長期金利を睨む展開


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