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米長期金利上昇でドル堅調

バイデン政権の追加経済対策1.9BILが週末に上院でも可決されたことが好感されるとともに、新型コロナワクチンの普及がすすんでおり、経済回復へ市場は期待感が強い。またFRBメンバー各地区連銀総の講演で米金利上昇への懸念は示唆されず・・・。

金利の先高感が非常に強く、実際問題米系ヘッジファンドやシカゴCTA系の米国債売り反転仕掛けに本邦機関投資家もロスカットを余儀なくされた。財務省対外投資のデータでも如実にあらわれており、その分2020年度末を控えて日経平均株価の利益確定売りに先週後半から売り始めた。

本日はアジア時間で特段の材料はないものの、シカゴマーカンタイルのダウ先物や米長期金利の行方を注視したい。

今夜からスタートする米国債入札

9日(火)深夜3:00 米国債入札(3年物/580億ドル)
10日(水)深夜3:00 米国債入札(10年物/380億ドル)
11日(木)深夜3:00 米国債入札(30年物/240億ドル)

テクニカル的にドル円の下値の目途は昨年高値2月23日112.23円と今年1月6日安値102.59円のフィボナッチ61.8%の戻し108.55円とし、上値は心理的な節目109円を超えた場合は昨年2月5日安値109.30円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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