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今年の最終週

今週は海外勢が週後半のクリスマスを控えて市場参加者が減り閑散となるなか、年内の一大重要イベントも終わり引き続き米追加経済対策と英国・EUとの通商交渉の行方次第となろう。新型コロナ拡大とワクチン接種の続報などと実体経済との綱引き状態の中、直近の米重要経済指標は軒並み予想を下回っており米経済回復への懸念が強まっている。

クリスマスモードとなって動きが緩慢となりそうだ。引き続き新型コロナ拡大とワクチンと英国とEU通商交渉の続報に注視。米国の主要経済指標は米国は22日の7-9月期国内総生産(GDP)確定値(前期比年率予想.+33.1%),23日11月PCEコアデフレーター(前年比予想+1.4%),23日11月耐久財受注(前月比予想+0.6%),23日11月新築住宅販売件数(予想99万件),新規失業保険申請件数(予想85万件)などに注目。

テクニカル的にチャートは依然として軟調地合いで3月9日のコロナショックで101.19円まで下落以来となり、ドル円の下値の目途は12月17日安値102.88円を割り込むと3月10日安値102.02円までサポートはなく節目の102円とし、上値は12月18日高値103.59円や12月16日高値103.92円を抜けると節目の104円を意識し、株価と米長期金利をにらむ展開となろう。


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