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米追加経済対策合意もドル上値重し

欧州市場で英国からの入国停止措置が40カ国にもなり、欧州勢のポンド売りドル買いの勢いに連れてドル円も徐々に買い戻しが強まり一時103.89円まで上昇した。その後は米系短期勢の104円を背にした戻り売りや、本邦勢の実需売りなどが被さり重くなった。

新型コロナウイルス拡大・それに対するワクチン、そして米追加経済対策の9000億ドル相当の最終的な合意と、これらのヘッドラインに乱高下した米株式市場に為替市場も振られた動き。最終的に米長期金利も上昇した。

欧米市場はXmas を週後半に控えてポジションの調整以外に本腰を入れたポジションは構築はしてない。
本日発表される米尾経済指標で米第3四半期GDP確定値や、米11月中古住宅販売件数、米12月CB消費者信頼感指数などが注目される。

英国からの入国停止や各国間との積荷などは20%影響する程度との英ジョンソン首相のコメントなどで、ポンドは買い戻された。1.3365ドル付近から買い戻されて1.3460ドル台で推移。ユーロドルは一時1.2129ドルまで下落後は1.22半ばに戻し、1.2235ドル付近で推移。
SSELL on the RALLYのスタンスは維持。

テクニカル的にドル円の下値の目途は節目の103.00円とし、上値の目途は12月16日高値103.92円や一目均衡表転換線103.78円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開となろう。


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