*

ドル円7カ月ぶりの107円台

ドル円は心理的な節目を一時超えて107.15円まで上昇したが、その後経済指標のADP2月民間雇用者数と2月ISM非製造業景況感指数が予想を下回ったため107円割れまでやや下げた。
米長期金利が再度上昇するもドル円はクロス円買いに連れて上昇しただけ。

欧州ではデキンドスECB副総裁が「ユーロ圏のインフレ上昇率は一時的で、金利上昇は気にしていない、緊急資産購入プログラムの導入は常に拡大できる」と発言した後はユーロドルがやや反落。
バイトマン独連銀総裁が長期金利の利回りの上昇については「懸念でない」との発言もあり、ECBがこの金利上昇への対策はあえてしないとの見方が広がり、ユーロドルの売りも1.2043ドルから1.2080ドル付近に戻して… 6:40現在は1.2060付近。

ポンドはスナク財務相が緊急減税措置の延長、650億ポンド追加で今年と来年にかけて拠出の意向を発表し、1.3920付近から1.40ドル付近まで戻したが重い。

米債市場では金利上昇のもと、米系ヘッジファンドのオデイは2月米債ショート作戦が大成功で38.4%のリターン、創業30年以来の最高益で年初からは51%。

さて、ようやくドル円は7カ月ぶりの107円台へ。
テクニカル的に下値の目途は昨日安値の106.68円とし、上値は昨日高値の107.15円や昨年7月22日高値107.23円と17日高値107.36円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


 - ドル円