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今週の相場予想

先週の米経済指標はFRBメンバ-が早期テーパリングへのタカ派的な発言とは裏腹に先々週の8月ミシガン消費者信頼感指数・7月小売売上高などが軒並み予想外に下回ったことを受けて米系短期勢を中心にドル買い持ちの調整売りでドル円も一時109.48円まで低下、また米国債も買いが優勢となり一時1.22%台に低下したが、結局1.25%台で引けた。

今週の最大の焦点は26-28日にカンザスシティー連銀主催でジャクソンホールに於いて開催される年次総会シンポジウムである。今回は対面方式で行われる。パウエルFRB議長が日本時間午後23:00に講演でテーパリング開始に対して積極的か慎重な見方かに注目。

米経済指標で注目は25日7月耐久財受注・26日4-6月期GDP改定値・27日PCEコアデフレータ・8月ミシガン大消費者信頼感指数

テクニカル的にドル円の下値の目途は19日安値109.23円を割れて節目の109.00円をさらに割り込むと5月26日安値108.72円とし、上値目途は節目の110円を超えると一目均衡表の雲の上限110.17円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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