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FOMC議事録要旨はハト派的

注目のFOMC議事録ではサプライズはなく「委員会の目標である最大限の雇用と物価安定に向け一段と顕著な進展が実現するには、しばらく時間がかかる公算が大きいだろうと参加者らは認識した」とのテーパリングに関しての議論は次期尚早との見方を受けてけて米長期金利は重く…ドルは全般的に上値が抑制される中、欧州市場ではユーロドルがECBメンバーの発言を受て乱高下・・・・・・・クノット・オランダ銀行総裁が「ユーロ圏経済が予想通り回復すればPEPP(パンデミック緊急購入プログラムを7-9月期で縮小の可能性」と発言を受けてユーロドル買われて1.1915ドル付近まで上昇したが、その後レーンECB理事が「インフレが目標に向けて進んでいる証拠なく、緩和策を維持していく」との発言に売りが強まり1.1870ドルに下げた。当然ユーロSTGの乱高下をもろに受けてSTGが1,3820ドルから1.3729ドルに下落もその間乱高下激しく推移。

アジア時間は特段なうごきはなさそうだ。ドル円は心理的な節目110.00円や一目均衡表の転換線110.05円を意識しながら…引き続き米長期金利・株価の動向に連れる程度となろう。

パウエル議長が東京時間9日朝1時に発言予定なので金利のテーパリングに言及して次期尚早と発言するか否か注目。

テクニカル的に下値の目途は昨日安値109,58円とし、上値は節目の110.00円と一目均衡表転換線110.05円を意識。


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