*

米国長期金利下げで米ドル続落

イースタマンデー明けの欧州も、アルケゴス・キャピタルのポジション残存整理に追いやられたCSが昨日オセアニア市場早朝から時間外で米ダウ先物売りを行っていた。NY勢は既にGSが先々週ブロックトレードで逃げていたが、どうもCSは遅れをとったようでハイテク株を中心に売りが強かった。この残存整理の影響は全般的に響き、米長期金利も1.6%台に低下した。

ドル円はSTOPLOSS、の連打でテンポのLONG投げと110円切れ始めてから・・・止まりませんでしたね。米長期金利の見通しで利上げの前倒し懸念もさらに後退したことで、心理的に調整の米国債買い戻しも観測されていた。やはり新型コロナ感染者数の増加など、依然として不透明感に嫌気がさしているようだ・・・。

さて、ドルの上昇機運がイースター明けで欧米で一服感110円を割り込んだことで小休止となりました。
ユーロドルもショートカバーで1.1878ドルまで上昇。先月23日以来ですね。

本日はFOMC議事録要旨が東京時間8日早朝3時に公表されるので注目。
実需がどの程度買い込むか・・・ちと不透明で一旦様子見。

テクニカル的に下値の目途は3月29日安値109.37円とし、上値は一目均衡表の転換線110.05円を超えると昨日高値110.55円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


 - ドル円