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米12月ISM製造業景況指数が予想を上回り2年半ぶり高水準

米12月ISM製造業景況指数が予想56.8を上回り60.7と予想外の2018年8月以降2年半ぶり高水準を受けて、ドル円は一時102.95円付近に上昇するも上値は重い。その後メスター・クリーブランド連銀総裁が記者会見で新型コロナウイルス感染拡大を受けてFRBは年内の資産買い入れの縮小はないとの見方を示唆した。インフレ率を上げるために緩和政策を維持する必要がある。この発言を受けてドルは全般的に軟調地合い。。。

一方英国がイングランド全体のロックダウンによる景気低迷への対策として、スナク財務相が46億ポンド(4600億円相当)の企業支援策を発表した。春までに小売り・接客・娯楽業界に1回限り9,000£(120万円相当)の補助金で、既存の月間3,000£(42万円相当)の補助金に上乗せとなる。

この点から見ても菅政権の対応があまりにも無策としか言えない。。。日本が以前から石破氏も主張していた特措法の改正をしていれば、ましてやgo toなにがしかで7月以降さらに感染が拡大したことは明白。その間中国からのBIZ関連と称して入国許可を続けていたことは愚の骨頂。要請とは責任転嫁以外のなにものでもない。今頃通常国会で特措法検討とは。

本日は引き続き米ジョージア州の2議席を巡る共和党・民主党の最終決戦の行方を見守りたい。今のところ民主党候補2名が優勢の模様。
また米経済指標で米12月ADP雇用統計、米12月総合PMI、米FOMC議事要旨など重要な指標が今夜NYKで目白押し。

テクニカル的にドル円はチャート的にも地合いは弱く下値の目先の目途は昨年3月10日102.02円とし、上値は節目の103.00円や昨日高値103.19円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開となろう。


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