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今週の相場予想 8/30~

先週末注目されたパウエルFRB議長の発言は結局「年内にテーパリング開始は適切」と発言し、利上げのタイミングを直接示唆するのではない、インフレは現在の高い水準は懸念されるが、一時的なインフレの変動に金融政策が反応すべきでないと慎重姿勢を示した。今後の金融政策は不透明でデータ次第。

よって今週の最大の焦点は9月3日の8月米雇用統計の非農業部門雇用者数が予想75万人を上回るか?また失業率が予想5.2%を下回るかの結果で予想を上回れば米長期金利の上昇に連れてドル上昇と想定する。

また米重要経済指標で1日のADP全米雇用者報告65万人・2日新規失業保険申請件数34.6万件などがいずれも予想を上回るのか注視。また地政学的リスクにおいてアフがニスタンから米国の撤退期限31日まで目が離せない状況。

テクニカル的にドル円は方向感なくレンジ相場が続きそうで下値の目途は16日安値109.11円や節目の109.00円を割り込むと5月26日安値108.72円とし、上値目途は27日高値110.27円を抜けると8月12日高値110.55円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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