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FRBメンバーの発言が米長期金利の上昇を抑制

市場の見方は依然として緩和縮小の前倒しに傾倒していて、FRBメンバーの発言が米長期金利の上昇を抑制しドルの上値を重くしている。
このシーソーゲームはまだ続きそうで経済指標の結果を睨みながら方向感もつかめずレンジ相場が続く展開。
昨日も5月NY連銀製造業景気指数が24.3と予想23.9を上回り、ややドル買いムードとなるもクラリダFRB副議長の「緩和縮小は時期尚早」の発言が効いて109.29円付近まで上昇後、結局|109.08円まで反落。その後は109.22-24円(18日AM5:54)付近でもみ合いが続いている。  
本日も材料が乏しい中、海外勢が日経平均株価の売りにともない・・ドル円のヘッジ売り・・本邦輸出のドルPUT売りが上値を抑制する状況となりそうで109.50UPPER戻り売りスタンス・・・

今夜は英中銀のベイリー総裁の講演・・カプランダラス連銀総裁の講演での発言などに反応する動きとなりそうだ。

朝方8:50に本邦1-3月GDP速報値(予想前期比マイナス1.2%・前期比年率マイナス4.6%)発表に要注意。

テクニカル的にドル円の下値の目途は節目の109円を割り込むと一目均衡表の基準線108.63円とし、上値は昨日高値109.50円を超えると、一目均衡表の雲の上限109.78円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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