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欧米市場での5月製造業、サービス業のPMI速報値待ち

ドル円は日経平均株価の上げを受けても上値は限定的で仲値高値108.90円を付けてからはやや軟調で108.80円前後でもみ合い。海外勢が日経平均株価で先週1兆円以上のショートとあって週末の買い戻しで一時300円超上昇したものの、緊急事態宣言が来月20日までの延長を検討中との報道を受けて上げ幅縮小した。しかしドル円は殆ど108.85円前後で膠着後後場108.68円までじり安となった。

本日は欧米5月製造業・サービスPMI速報値や、米4月中古住宅販売件数の結果などが焦点となる。結果が予想以上になった場合、米長期金利の上昇に連れて上値を試す動きも想定できるが、引き続きドル円はリスクリワードの観点から109円台乗せの戻り売りで109.50円でSTOPとする。

テクニカル的にドル円の下値の目途は一目均衡表の基準線108.63円を割り込んだ場合は5月7日の安値108.34円とし、上値の目途は一目均衡表の転換線109.07円を超えると昨日高値109.31円を意識し、株価・米長期金利を睨む展開


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