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米追加景気対策に2兆ドル

ドル円は日経平均株価の上げ基調のなか、バイデン次期大統領の追加景気対策の額が2兆ドル(208兆相当)の報道を受けて米長期金利10年国債利回りが1.07%台から1.11%台に上昇し、米系短期勢の買いで103.90円付近から104.20円まで急伸した。その後は本邦の輸出の売りに抑制されて午後は海外勢が日経平均株価の利益確定売りで株価急落に伴い103.95円付近まで下落後は104.00円付近に戻して持ち合い。
本日はバイデン次期大統領がデラウエア州で追加景気対策の内容を発表する予定でまた米国時間(日本時間1月15日午前2時30分)にパウエルFRB議長が米金融政策の方向性を見通すとの講演に注目。講演後に米株価や米長期金利の反応に注視したい。

ドル円の下押しが103.50円手前にあれば打診買いをしたい。

テクニカル的にドル円の下値の目途は本日安値103.79円や昨日安値103.53円とし、上値は本日高値104.20円や一目均衡表の雲の下限104.32円を意識し、株価と長期金利を睨む展開となろう。


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