*

今週の視点

今週は日米金融政策やバイデン大統領が28日(日本時間29日午前)に予定されている議会での施政方針演説での富裕層を対象としたキャピタル課税など増税や対中国方針などに注目。

日銀金融政策決定会合は26・27日とFOMCは27・28日の予定でいずれも金利据え置き予想のなか、27日に日銀の結果発表と黒田総裁の記者会見でサプライズがあるか。またパウエル議長の日本時間29日早朝3時半の記者会見で今後のワクチン接種状況が予想以上に進んでいることを背景に米経済活動の回復への期待から再度テーパリングへの言及・長期金利の見通しに注目。

経済指標として注目されるのは29日発表される1-3月期米GDP速報値を市況は強い指標と大方予想しており市場予想6.5%を大幅に上回るか注目。そのほか重要経済指標が目白押しの中、特に30日の3月個人消費支出のPCEコアが強くなるか。米長期金利への影響は大きいので強い結果であれば米長期金利上昇に伴いドル円も上値を探る動きとなろう。

今週は月末週また日本がゴールデンウイークに週後半から突入するため実需のFLOW中心の展開となろう。

テクニカル的にドル円の下値の目途は4月23日安値107.48円を抜けて節目の107.00円を割り込むと3月2日・3日の安値106.68円が視野に、上値は4月23日高値108.15円を抜けて4月23日高値108.55円を超えると節目の109円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


 - ドル円