*

今週の視点

今週も米長期金利の動向を睨む展開となりそうだ。引き続きFRBメンバーの講演でハト派またはよりタカ派的な発言となるかで長期金利がさらに上昇するか。基本的に日米金融政策の違いから円売りドル買いの傾向が持続。

米経済指標で注目は7月2日の6月米雇用統計で非農業雇用者部門(NFP)が前回のネガティブショックから市場予想の69.5万人を上回る結果となるか。また失業率の低下も予想されている。その前に6月30日のADP民間雇用統計、7月1日に発表される6月ISM製造業景況感指数確定値などコロナワクチン普及効果で景気回復基調が続くのかデータ確認しながらの展開となりそうだ。

本邦では日銀短観が7月1日と大企業製造業・非製造業ともに改善を見込む。

今週もFRBメンバ-の講演での発言に注視
28日ウィリアムズNY連銀総裁が討論会参加、バーキン米リッチモンド連銀総裁がインフレに関し協議、クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長
30日ボスティック米アトランタ連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁が講演
1日ボスティック米アトランタ連銀総裁が質疑応答

ドル円押し目買いスタンス継続

テクニカル的にドル円の下値の目途は節目の110.00円を割り込むと一目均衡表の基準線109.69円とし、上値は6月24日高値111.12円や昨年3月26日高値111.30円を超えると3月24日高値111.72円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


 - ドル円