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米10年国債利回りは一時1.4750%低下

米国30年債入札前の午前中に、ECBが声明文で「次の四半期には年初を大きく上回るペースで債券購入を行う」と明記したことを受けて欧州債券が買い先行となり、主要国債券の利回りが低下するなか米10年国債利回りは一時1.4750%に低下する場面があった。
その後早朝に発表された米新規失業保険申請件数が71.2万件(予想72.5万件)を下回ったのを好感して米国債売りが強まり一時1.5450%に上昇した。注目の米30年国債入札は前回応札率をやや上回る程度で大きな影響もなく10年国債利回りは1.52半ばまで低下した。

ドル円は連日海外勢の買いに押し戻されて欧州勢参入後に108.81円まで上昇しただけで109円をつける勢いはなかった。安値もアジア時間につけた安値108.36円そのままで動きようもなく冴えない展開となった。
NY時間は108.50円付近から108.71円に上昇した程度であった。

さて、米長期金利の動きに先週から翻弄され、この動きも一服感も強く。。。。来週の日米英の中銀の金融政策会合を控えてポジション調整以外に新たな動きは無さそうだ。

テクニカル的にドル円の下値は昨日安値108.36円や心理的節目108.00円とし、上値は昨日高値108.81円や心理的な節目109.00円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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