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今週のドル円視点

今週は今年最終週となるが、米追加経済対策案や英国とEUとの通商交渉合意などが土壇場で相次いで決まりリスクセンチメントが改善されたものの、依然といして新型コロナウイルスの変異拡大とワクチンの対応など年末・年始を控えて最終調整の動きに注視。

米経済指標で12月30日の米12月シカゴ購買部協会景気指数や、12月31日の米新規失業保険申請件数などを睨みつつ、年末年始を控えて流動性の低下で突然の動きに注意したい、また引き続き新型コロナウイルス変異種感染拡大やワクチン接種などの続報に揺れる動きか。

テクニカル的にチャートは依然として軟調地合いが続いており、ドル円の下値の目途は12月17日安値102.88円を割り込むと3月10日安値102.02円までサポートはなく節目の102円とし、上値は12月22日高値103.68円や一目均衡表の基準線103.88円を抜けで節目の104円を超えると一目均衡表の雲の下限104.56円を意識し、株価と米長期金利をにらむ展開となろう。


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