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米株急反発でドル買い一服 

昨日の海外市場では、軟調な欧米株価につれドル買いが進み、ユーロドルは一時1.21ドル台前半、ポンドドルは1.36ドル台半ばまで下落しました。ドル円はこの日も103円台後半での小動きとなり値動きは20銭ほどに止まりました。

▶ダウ先物失速でドル全面高に

欧州参入後も高値圏でのもみ合いが続いたダウ先物が17時頃から下げに転じドル買いが強まるなか、18時発表の独1月IFOが90.1と予想の91.4を下回るとユーロドルは一段安となり1.2140ドル付近まで下げ幅を拡大、ポンドドルは序盤の1.37224ドルの高値から1.3660ドル台まで下落しました。ドル円は16時過ぎに付けた安値103.676円からじり高に推移し103.85円付近まで値を戻しました。

▶米株急反発でドル買い一服 

マイナス圏に沈んだ欧米株はNY勢参入後も下げ幅を拡大すると、ユーロドルは1.2160ドル台を戻り高値に再びじり安となり安値に接近。ダウが寄り付き後に下落幅を広げると1.21163ドルまで安値を更新しました。米株安にドルは全面高となりドル円は103.936円の高値を、ポンドドルは1時半過ぎには1.36498ドルの安値を付けました。

しかし急落した米株が安値から急反発、NY午後には430ドル安まで下落したダウ平均が二桁まで下げ幅を縮小し、ナスダックはプラス圏を回復したことからドル買いは一服。ユーロドルは1.2150ドル手前まで値を戻したのち1.2140ドル付近で引け3日ぶりに反落。ポンドドルは1.3680ドル台まで反発後1.3670ドル台でクローズし小幅続落。ドル円は103円台後半での小動きに終始し103.75円付近で引けを迎えました。

イタリアではコンテ首相が26日にも辞任する見通しと報じられ、戦略的な辞任とみなされているものの予断は許さずイタリア政局の混迷は続きそうです。

コロナ関連では、米製薬大手メルク社がワクチン開発からの撤退を表明したほか、米モデルナ社はワクチンが英・南ア変異種にも有効と発表、米カリフォルニア州では自宅待機命令が解除されました。

本日の主なイベント

08:50  日銀金融政策決定会合議事要旨 公表
16:00  英・12月失業率
21:00  メキシコ・11月小売売上高
23:00  米・11月S&P/ケースシラー住宅価格指数

00:00  米・1月CB消費者信頼感指数
01:00  センテーノ・ポルトガル中銀総裁 討論会 

〇オーストラリア休場


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