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今週の視点

先週末に発表された米4月消費者物価指数、米4月生産者物価指数、米4月PCEコアデフレータなどの堅調な結果を背景に全面的にル買い優勢のなか、ドル円も一時110.20円まで上昇後は大きな110円ドルコールの期日行使などの利食いを受けて109円台後半でもみ合いとなった。

今週の週初31日は米英市場 ロンドン・NYKが祝日休場とあって、最大の注目は週末4日に発表される5月米雇用統計(予想NFP66.3万人・失業率5.9%)があるものの、明日6月1日以降に米重要経済指標が目白押しで、6月1日米5月ISM製造業景況指数(予想61.0),6月2日ベージュブック、6月3日米5月ADP雇用統計(予想70.0万人)、米5月ISM非製造業景況指数(予想などが堅調か結果となれば市場はテーパリング前倒しの再燃となる可能性強く、米長期金利の上昇をベースにドル買い支援材料となりそうだ。

テクニカル的にドル円の下値の目途は一目均衡表の転換線109.38円を割りこむと雲の上限108.75円とし、上値は5月28日高値110.20円や4月6日高値110.55円を超えると今年高値110.97円意識し、株価ト米長期金利を睨む展開


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