*

円安の流れが続くか?

先週金曜日は雇用統計の発表ということで、大きな流れに発展してくれればな・・・と思っていたのですが、見えたのは、ドル円を除く対円の通貨ペアが円安方向へ流れた点でしょうか。

ドル円は、先行して上伸していたことが作用したのでしょうか、高値を更新した後に陰線となり、やや下押ししています。ただし、中期・長期の移動平均線がゴールデンクロスを形成する等、チャートが陰転した雰囲気は全くありませんので、下側のリスクよりも上側へ跳ねる可能性の方が高いと読みます。

ユーロ円は唐突感のある陽線の出現で29日の高値に迫ってきています。こういった、唐突感のある足形は、後になって説明が付くことが多いような気がしますので、これも買い先行で臨みたいところ。ポンド円は従来からの上昇トレンドが途切れることなく、さらに上値追いの可能性が高いと思います。

オージー円は、やや難しいと思います。強いのは強いのですが、MACDが強烈なダイバージェンシーを形成している点がやや懸念されるのです。ただ、短期・中期の移動平均線がゴールデンクロスを形成、実体線も過熱感なき上昇をたどっている印象が強く、下側のリスクはそれほど大きくないように思います。


 - ドル円