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米長期金利爆謄

全ては米長期金利の急騰・爆謄、シカゴCTA系とクオンツファンドの強力な売り方、おまけにこんな状況下の国債入札は不調。米10年物国債利回りが一時1.6085%まで急騰した。
兎に角、アジア時間・欧州時間に国債の利回りが徐々に上昇するなか、NY朝方10年国債の利回りは1.45%で付近で推移していた。

注目の新規失業保険申請件数は予想82.5万件が73万件、1月耐久財受注も予想+1.1%が+3.4%といずれも予想より改善したことを受けて、状況は米国債売り優勢。
その後の10-12月GDP改定値が4.1%と予想を下回ったことで米国債10年利回りは一時低下するも、1.43-1.46%のレンジとなった。昼前にセントルイス連銀ブラード総裁が、「すべての理論は今年のインフレ率上昇を指し示している」との発言を受けて米国債売りが強まり、10年国債は1.50%台に上昇した。
午後実施された7年物国債入札が芳しくなく一気に米国債売りが強まり、10年国債利回りが1.6085%まで上昇。その時点でドル円は106.40円まで上昇したものの、上げ渋り実需勢の売りが厚くまた米株式市場が警戒感から売りが強まりドル円は106円付近まで下落した。

本日は月末とあって本邦実需勢のフロー中心に、また米系短期勢の調整で高値圏でのレンジか。
テクニカル的にドル円のチャートは地合いが強く、下値の目途は昨日安値105.85円や一目均衡表の転換線 105.66円とし、上値は昨日高値106.40円や9月4日高値106.51円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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