*

今週の視点

先週後半にバイデン政権の追加経済対策のうち個人向け現金支給1,400ドルが可決され、また新型コロナワクチンの追加2億回分の契約などを背景に、1.9兆ドル成立への期待感でドル堅調となった。

本日15日は米国のプレジデンツデーとあってNY市場は祝日休場。今週は米重要米経済指標の発表が目白押しであるが、特に17日に発表される1月小売売上高やPPI、公表されるFOMC(26-27日開催)議事録要旨に注目。先週のパウエル議長を始め、複数のメンバーはテーパリングを否定していったが、会合で既に必要性について討論されていたのか確認できる。引き続き新型コロナ感染への対応やワクチンの進捗状況などの続報を注視し、リスクセンチメントの動向を判断する展開が続きそうだ。

テクニカル的に200日移動平均線の105.56円を超えて106円を試すのか注目。下値の目途は一目均衡表の基準線104.55円や節目の104.00円とし、上値は2月9日高値105.26円を抜けて2月4日高値105.57円を超えると2月5日高値105.77円を意識し、株価・米長期金利をにらむ展開


 - ドル円