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10年国債利回りも上昇

注目のバイデン大統領の就任後初の施政方針演説は、事前の市場予想通りのインフラ整備や米雇用計画に付随して家族支援計画等が発表された。これらが好感される中、NY市が7月1日よりパンデミック対応規制を全面解除し、経済の活動再開に期待感が強まり、ドル円は全面的に上昇した。

当然米国債売りが強く10年国債利回りも上昇した。ただその後発表された新規尾失業保険申請件数が予想54万件に対して55.3万件そして米1-3月期GDPが予想+6.7%のところ+6.4%と下回ったことを受けてドルはやや調整売り・・・ドル円の上値も限定となった。

本日は月末ゴト-日とあって仲値のドルの不足は多めの模様。また本邦は来週ゴールデンウイークに入り来週1週間は殆どの企業は休暇に入り、ドル円のリーブオーダーがあるだけで米系短期勢の動向次第となりそうだ。
本日は月末で日欧米共に経済指標が軒並み発表されるが、実需のフロ-中心となりそうだ。

テクニカル的にドル円の下値の目途は昨日安値108.44円とし、上値は昨日高値109.22円や一目均衡表の基準線109.22円を意識し、株価と米長期金利を睨む展開


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